霊柩車のクラクションを鳴らす云われ

出棺の時に、霊柩車のクラクションを鳴らすことが近隣への迷惑ということで、街中の葬儀屋さんで最近はほとんど見かけなくなりました。シオンホール倉敷での葬儀出棺の時にも鳴らすのは控えております。しかし、クラクションを鳴らして出棺する事には意味があるのです。

 

 

  • 一昔前の葬儀は、お寺でよくされていました。出棺の時に鐘を鳴らしたり楽器を鳴らしたりして近隣にお知らせしていました。しかし近頃の葬儀はホール葬が主流になってきた為出棺のお知らせが霊柩車の長いホーンに変わったとされています。

 

 

  • 葬儀の時の祭壇の上に茶碗にてんこ盛りのご飯と真ん中に箸をたててお祀りをするのを一善飯といいます。故人がこれから長い道中にお腹が空かないようにという想いから山盛りのご飯を持たせて旅立たたます。出棺の時に、故人に対して、この世に戻ってきてもご飯を盛る茶碗はないから、戻ってはいけませんよという想いも込めて茶碗を割る習慣がありました。今現在でも行っている儀式ではありますが、茶碗を割らない習慣の地域もあります。その割る音の代わりに霊柩車のクラクションを鳴らす事と云われてます。

 

 

  • これも一昔前なのですが、葬儀を朝の早くから行っていた頃の出棺の時、ニワトリが鳴くとされていました。ニワトリのその一番声は蛇を払うとされており、故人があの世にいく道中に邪を払うといわれていました。その代用として霊柩車のクラクションを鳴らしていた流れが引き継がれています。