お坊さんが縁側から出入りする意味

平成29年6月3日(土)

倉敷の葬儀社シオンホール倉敷の山田です。私の実家もそうなのですが、お坊さんが檀家さんの家に行かれた時には、よく縁側か出入りをされますが、その事について説明をさせて頂きます。

 

自宅で葬儀や法事をする場合、お寺様は玄関からではなく、縁側より座敷に上がります
最近、自宅葬は随分と減少しましたが、法事は自宅でされる方も多くいらっしゃいます。
また、棚経でお盆前には檀家の皆様のご自宅にお参りに出向かれていきます。最近の近代的な一軒家やマンション等では、構造上の関係で見かけませんが、古い民家には縁側があり、そこからお寺様は座敷へと上がっていきます。

 
それでは、なぜお寺様はその家の縁側から上がっていくのでしょうか?

 

 

昔からの風習で、自宅で葬儀をした時、出棺の出口を縁側から行っていました。
玄関は正客が通る場所なので、玄関から柩を出すと縁起が悪く、その家に不幸が重なると言われていました。また、地方によっては、塔婆も縁側から出す習慣がありますので、お寺様がそれに対して配慮させて頂くという事で縁側から出入りする様になり、習慣化されています。

 

 

もう一つは、昔の家は縁側に一番近い座敷に仏壇があり、法事には祭壇を祀っています。その座敷に一番近い場所から上がってもらうとすると、そこが縁側になるとも言われます。また、お寺様はその家に伺う目的が本尊を拝む事になりますので、やはり近いのが縁側からの出入りになるのです。