法要と法事は同じ様な意味でよく使われていますが、厳密にいうと違っているのです。
法要とは、お坊さんにお経をあげてもらい、故人を偲び冥福を祈り供養するという意味になります。
法事とは、追善供養の後に参列者とご当家で会食を行う事をいいます。
一般的には法事とよく表現されますが、会食まで含めたことでの表現になりますので会食をしない場合は法要(追善供養)と表現するのが正しいのです。
法事に招かれたら出来るだけ出席されるのがマナーとされています。
急な用事で出席できない場合は、あらかじめご当家に出向き出席出来ない訳をお伝えし
御仏前を仏壇に御供えとして差し上げて下さい。遠方で出向いていけない場合は郵送でもかまいませんが、簡単な手紙を添えると良いでしょう。
法事を行うご当家は、法事当日の2か月位前に案内状の郵送、もしくはお電話にてお知らせする必要があります。案内状発送のやり方として往復はがきで出欠の確認を把握するやり方と法事の日時等をお知らせするハガキを郵送し、後日お電話にて出欠の確認を把握するやり方があります。いずれにしましても、粗供養(引出物)の数や料理の数に影響の無い様に準備して行く事が望ましいでしょう。
【法要案内ハガキの例文】
謹啓
厳寒の候 皆様には益々ご健勝の事と存じます
此度左記に依りまして甚だささやかながら 亡母 吉子儀
一周忌の法要を相つとめたく存じますので御多忙中誠に
恐縮ですがお繰合せの上 御参堂を賜りますよう
紙上にて失礼でございますが御案内申し上げます
敬 具
記
日時 平成二十九年十二月 三日(日)午前十時より
場所 シオンホール倉敷にて営ませていただきます
住 所 倉敷市林340番地 電話番号 086-485-1113
尚 法要後は粗膳をご用意いたしています
【ご当家が準備する物】
法事の案内を終え出席者の人数が確定したら、祭壇のお供物、粗供養品の決定と数、お料理の数を決めます。
仏式に必要な祭壇お供物としては、生花、おぼろ饅頭、果物、おもち、御霊供膳、塔婆となります。
また、粗供養(引出物)として1件の家族に1個(袋詰め物)、お料理の出席者全員分の数が必要になります。
いざという時に慌てない様、お早目のご準備をお勧めいたします。
【法事を行う場所】
【シオンホール倉敷で行う場合】
シオンホール倉敷に法事のご依頼をいただいた場合には、祭壇のお供物は全て使用料に含まれていますのでご安心下さい。
ご当家様は自宅からお位牌のみ持参していただく様、お願いします。また、会食室も完備していますのでお料理屋への移動がなくお時間の制限も特別に設定していませんので、ごゆっくりと御歓談が出来る事と存じます。ただし着席人数を25名までとしていますので、その人数を超過する場合は、お墓参り経由でお料理屋まで行く、送迎バス付のお料理屋をご紹介させていただきます。
【ご自宅で行う場合】
ご自宅に祭壇をお持ちの場合は、床の間に祭壇を組み立ててお供物の御供えをします。祭壇をお持ちでない場合は仏壇で行っても構いません。その際には、毎日している御供えよりも少し多めの果物、饅頭、お花をご準備の程をお願いします。
親族が集う場となりますので、お部屋の掃除が必要かと思われます。場合によっては襖や畳を変えなければならないケースも出てくるかもしれません。そうなりますと費用も余分に掛かって参りますので、貸ホールやお寺で行うのも方法です。自宅で法事となりますとそれなりに労力がいりますので、家族で助け合って準備して下さい。
祭壇を物置や倉庫などから取り出して、組み立てるのが困難な場合はお貸出もしていますので、申しつけ下さい。料金は2日間の貸出料で10,000円となりますのでご了承願います。
【お寺で行う場合】
人数に制限を設けているお寺もありますが、ほとんどのお寺では法事が出来ます。祭壇のお供物はお寺の方で準備してくれたりもいたしますが、ご当家が法事の前日、もしくは当日に持参されても構いません。そのお寺のご住職に何を準備すれば良いか尋ねて必要な物を揃えることとなります。お食事に関しては、お寺に仕出し料理を配達してもらって会食も出来ますが、土曜、日曜、祝日となりますと、お寺も次の法事の予約が入っている可能性がありますので、どこかのお料理屋さんでのご会食をお勧めいたします。
【粗供養品によくご利用される品物】
やま磯味付け海苔 2,000円
アマノフーズフリーズドライ 2,000円
スティックコーヒー 2,000円
スティックケーキ 1,000円