故人の額に着ける三角形の布

平成29年6月1日(木)

倉敷の葬儀社シオンホール倉敷の山田です。故人の額に着ける三角の形をした白い布についてご説明します。

 

亡くなった人の額に着ける三角形の布を天冠と言います。
納棺の時に経帷子(仏衣)と言って、白い着物を亡くなった人に礼装として着せますが、その一部に天冠が存在します。

天冠

 

 

天冠は本来、高貴な方が付ける物とされており、たとえばお雛様が付けている冠も天冠と言いますし、能の装束の一部として天冠があり高貴な役柄の人に着ける物でもあります。
その影響で、亡くなった人を最後は高貴な姿で送ってあげたいという想いから着ける習慣が、中国から伝わった事とされています。そして、あの世で出会う閻魔大王様に対しても失礼のない様にし、地獄へ落とされる事を防いでいたと言われています。

近年では、額に着けると顔の全体が見えにくくなるので、亡くなった人の肩の辺りにそっと置くケースが増えています。これも時代の流れなのでしょう。

天冠
シオンホール倉敷でも納棺の時には、お客様にご説明をさせて頂いて、ご了解を得てその様にさせて頂いています。
ただ、所によっては昔ながらに天冠を着ける習慣が残っていますので、ご対応させて頂いています。